渡航前準備


Tepperに合格された皆様、おめでとうございます!このページをご覧になっている方は、今まさにこれからのMBAライフに思いを馳せていることかと思います!
MBA Candidateとして皆様がまず最初に乗り越えなくてはいけないChallengeが渡米準備です。特に日本人学生が出くわす問題として、アメリカと日本のサービスに対する品質の違いがあると思います。それに加えて英語でのコミュニケーションで思うように手続きが進まず思わぬアクシデントに遭わないように、できるだけスケジュールに余裕を持って進めるのがコツかと思います。

ここではTepper合格から日本出国までの手続きについて解説します。個人差はあるかと思いますが、Visaの申請に始まり引越し&渡米までを含めると2ヶ月ほどの期間が欲しいところです。サマープログラム(後述)を受講される方は5月のゴールデンウィークあたりで渡米準備を開始するスケジュール感となります。



目次
1. I-20およびビザ取得
2. 予防接種
3. Pittsburghの住居探し
4. 海外送金口座の作成
5. 保険
6. 自動車免許
7. サマープログラム選び
8. 引越
9. 推薦者の確認手続き
10. 役所などへの手続き
11. パソコン
12. 食料
13. Sponsor Billing Authorization
14. 番外編


1. I-20およびビザ取得


渡航前準備にてもっとも時間がかかる準備がビザの取得です。進学先が決定されたらまずこの準備に着手しましょう。
尚、Tepper入学前に別の学校のサマープログラムに行く方は、ビザ取得の際の手続きをサマープログラム先の大学オフィスとやり取りすることになりますので注意が必要です。

ビザ(F-1)取得の大まかな流れは以下となります。

①I-20の申請および受領(渡航6週間前)
I-20とは大学がその人物が確かに学生であることを証明する書類で、学生ビザの取得に不可欠なだけでなく留学期間を通してパスポート・ビザとともに三位一体となる重要書類です。大学からI-20を発行してもらうためにはこの申請書に加えて、ご自身がMBA2年間での学費および生活費を支払う能力があることを証明するための資料が必要となります。社費の方であれば、会社より財政支援証明を発行してもらうことになりますし、私費の方であれば銀行口座の残高証明書が必要となります。またそれとあわせて大学へ入学金を支払います。Tepperの場合はオンラインにてクレジットカード決済が可能です。サマープログラムの場合は各スクールにより違いますが、場合によって国際小切手やトラベラーズチェックなどを用意して書留にて郵送する必要がある可能性があります。

ご家族で渡米される方は、配偶者や扶養家族の分のビザ(F-2)も同時に申請することとなります。ご家族だけ後日いらっしゃる場合は、ご自身が渡米後に大学オフィス(OIE)にてご家族の分のI-20を申請することとなります。また別の大学のサマープログラムを受講される方は、一旦サマープログラム先の大学にI-20を申請して渡米し、履修中にI-20のTransfer Form をサマープログラム先の大学へ提出する必要があります。その際、CMUへは事前にTransferする旨を伝えておく必要もあります。

②ビザ申請および面接の予約(渡航4週間前)
ビザ申請書の提出および面接をアメリカ大使館にて実施する必要がありますが、実施日の予約をする必要があります。申請後、郵送でビザが届くまで1週間ほどかかりますので、渡航日から逆算して余裕をもって予約日を決められることをお奨めします。筆者は会社からの斡旋でJTB-CWTに代行で実施してもらいました。

③ビザの申請書類準備(渡航4週間前)
ビザの申請には以下の書類が必要です。
・DS160
・英文推薦状
・査証申請手配料
自分ですべて用意できます。社費の場合は、会社からの斡旋等で、業者(JTB-CWT等)に代行してもらう方も多いです。

・パスポート
・写真(5.0x5.0cm。カラーで背景が白)
・I-20
・SEVIS使用料領収証
アメリカでは2003年8月以降、国内に滞在する外国人の管理強化のため、国土安全保障省による留学生の管理をSEVIS(Student and Exchange Visitor Information System)にて実施することとなりました。ビザ取得の際はそのシステムの使用料の領収書を提出する必要があります。SEVIS費用はこちらのサイト より支払うことができます。後日、指定した住所へ領収書のオリジナルが郵送されてきます。尚、SEVISの支払いにはI-20に記載されているSEVIS Identification Numberが必要となります。スケジュール上お急ぎになる方は、I-20を発行してもらう大学にI-20の電子コピーをメールしてもらうよう手配する事をお奨めします。I-20の書類が郵送で届く前にSEVISの申請を進めることができます。

④アメリカ大使館にて面接(渡航2週間前)
上記書類を持って、予約した日時にアメリカ大使館を訪問します。配偶者とともに渡米される方は配偶者も同伴する必要があります(子供は帯同不要)。
荷物チェックと申請書提出を実施し、待合室で待機します。30分ほどで呼び出され簡単な質問(進学先の大学や渡米期間など)を面接で聞かれ完了です。

⑤ビザ受領(渡航1週間前)
面接後、1週間ほどでビザとパスポートが自宅へ送付されてきます。
一緒に返送されてくるI-20も大変重要な書類なので、ビザ・パスポートとともに大事に保管しておきましょう。

ちなみに筆者は進学先決定からビザ受領までを3週間でやり遂げましたが、ぎりぎりのスケジュールで非常にストレスがかかりました。
最低でも上記の通り、6週間の期間を見ておく必要があると思います!ただしこれもあくまで目安です。できるならばさらに早めの準備をお奨めします。

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2. 予防接種


ビザ取得の次に期間がかかるのが予防接種です。以下の病気に関して抗体があることが条件となります。
・Hepatitis B(B型肝炎)
・Measles(はしか)
・Mumps(おたふくかぜ)
・Rubella(風疹)
・Tetanus
・Diphtheria
・Pertussis
・Varicella (chickenpox)
・Tuberculin Skin Test(結核)

キャンパス内のHouse(寮など)に居住する場合は、追加で以下が条件となります。
・Meningitis(髄膜炎)

予防接種の種類によっては複数回打つものもあります。スケジュール的に厳しい場合は、アメリカ渡航後に大学のHealth Centerで接種することもできます。またツベルクリンテストで陽性が出た場合は胸部レントゲン検査も追加で必要となります。

東京にいらっしゃる方は霞ヶ関ビル診療所をお奨めします。留学する方の問診に慣れている女医の方がいらっしゃるので手続きもスムーズです。また、有楽町にある日比谷クリニックも、渡航者向けの予防接種に手慣れていてお勧めです。

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3. Pittsburghの住居探し


2年間のMBA生活を送る上で、住居探しは最も重要な準備活動かと思います。日本人のクオリティに見合い、かつCMUに通学する立地にある賃貸アパートメントはそれほどたくさんありませんので、毎年大勢の日本人学生の方が同じアパートメントを出入りします。またCMUの近くにはピッツバーグ大学やUPMC(病院)もあるため、それらに所属する日本人の方々も同じアパートメントに居住されます。特に間取りや方角などを気にされる方は渡米前にDepositを支払って、早めに好みの部屋を仮押さえされることをお奨めします。

また渡航後の準備(携帯契約や車購入)などで、住所を聞かれることが多々あります。その意味でもピッツバーグに来た直後にアパートメントが決まっていた方が手続きがスムーズに進みます。

各アパートメントの詳細については、住居 のページをご参考下さい。

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4. 海外送金の口座作成


私費で留学される方や社費でも日本円で生活費が振り込まれる方は、頻繁に日本の銀行口座などになる円をドルに両替して渡米後に作るアメリカの銀行口座へ送金することになるかと思います。ここでは手数料の安い送金方法とそれに必要な口座作成などの手続きについて解説します。

円⇒ドルの送金方法の概要は以下となります。
①日本の銀行口座から外為どっとコム の口座へ円で振込み
②外為どっとコム内で円をドルに両替
③外為どっとコムからシティバンク口座へドルを振り込み
④シティバンク口座からアメリカの銀行口座へ振り込み

送金の際にもっとコストとしてかかるのが②の円ドル両替時の為替手数料ですが、為替どっとコムはFX取引サイトであるため口座ユーザへ格安の為替手数料での両替サービスを提供しています。またシティバンクに関しては日本で作成した口座にドル振込みができるため、海外送金の際の受け皿口座として最適です。

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5. 保険


健康保険に関しては、大別して渡航時からプログラム開始まで以下が必要となります。
1.
渡航時からサマープログラム開始まで
旅行障害保険
渡航日~サマープログラム開始
2.
サマープログラム中
旅行障害保険+サマープログラムが提供する医療保険
サマープログラム開始~サマープログラム終了
3.
サマープログラム後
旅行障害保険
オリエンテーション開始~7月末日
4.
Tepper在学中
CMUの提供する医療保険
8月1日~
基本、渡航時から7月末日までの保険については日本で旅行代理店などで旅行障害保険に加入し、万が一の際に備えることとなります。サマープログラムに参加される方は、サマープログラムが提供する医療保険にプログラム期間中加入することになると思います。

CMUの提供する健康保険については、渡航後準備 を参照下さい。

損害保険に関しては、日本で現在加入されている自動車保険を解約することとなります。その際、二年後に留学から戻ってきた際に現在の等級を引きつぐことができるかの確認をして下さい。また渡米後にアメリカの自動車保険に加入する際に、日本での運転履歴を加味してくれる場合があります。解約の際に日本の保険会社に無事故証明書を依頼しましょう。

JALファミリークラブの会員向けのAIUのアンブレラ保険(基本プランで年間保険料は45,000円)に加入すると、補償範囲の狭いアメリカの損害保険/家財保険を補ってくれます。JALカード付帯の方が、二年目の更新が自動でされるため面倒でないようです。詳細はJALファミリークラブのホームページ に米国の保険についてのFAQがありますので参考にして下さい。またJALファミリークラブに入ると、渡航後にAIGISの自動車保険に入会できます。これについては渡航後準備 ページをご覧下さい。

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6. 自動車免許


渡米後のアメリカの運転免許取得は筆記/実技試験などが必要となるため、時間がかかります。そのため、通常は日本にて「国外運転免許証」を取得しておきます。
管轄の運転免許試験場などにて2,650円の手数料で取得できます。東京の管轄についてはこちら を参考下さい。

また留学期間中に運転免許の期限が切れる方は、国外運転免許証を取得する前に免許の更新を実施する必要があります。
留学などアメリカへの長期滞在する旨を伝えれば、期限前更新の手続きを実施してもらえます。

後述のZIPカー(カーシェアリング)サービスに申し込む際に、自動車安全運転センター にて発行する無事故無違反証明書が必要となります。

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7. サマープログラム選び


合格者の方々の中には、Tepper入学前に英語に慣れるためにサマープログラムを検討されているかと思います。ビザ取得はサマープログラム先の大学から発行されるI-20を使って日本のアメリカ大使館に申請することとなるので、渡航の2ヶ月前には決めておきたいところです。CMUのプログラムをサマープログラムページに記載していますので、そちらをご参照下さい。

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8. 引越し


日本通運やヤマト運輸など大手の宅配便業者は海外引越しのサービスを提供しています。契約をする前に見積もりを依頼すると、担当の方が実際に自宅まで来て荷物の量などを調査し見積もりをしてくれます。海外への配送は航空便/船便の二通りの方法がありますので、見積もりの際渡米後すぐに利用するものは航空便、その他は船便と伝えましょう。

尚、渡米中に日本に置いていくものに関しては、各社トランクルームのサービスを提供しています。見積もりの際にも聞かれますので、配送なのか、廃棄なのか、トランクルーム預かりなのか、知人や家族へ預けるのかを各家財について検討しておくと良いでしょう。

家財の量にもよりますが、実際の引越し作業は2日ほどで完了します。アメリカへ配送する家具についても、当日に業者の方々が各家具の形にあった梱包をダンボールで作ってくれますので、事前の準備などは必要ありません。業者の方々はプロなので、てきぱきと一つ一つの家財について、配送なのか預かりなのかを聞いてきます。その場で迷わないよう各荷物の仕分けについてあらかじめ明確にしておくことが引越し作業をスムーズに進めるコツです。

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9. 推薦者の確認手続き


Tepperに合格すると、出願の際に提出した推薦状の推薦者の確認手続きが実施されます。インドの調査会社にアウトソーシングしているらしく、インドから電話やメールなどで推薦者に対して直接連絡が来ます。英語が得意ではない推薦者の方であれば、事前にメールにて返信用の例文などを渡しておけば良いでしょう。

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10. 役所などへの手続き


①転出届
転出届を区役所に提出します。転出届を出すと印鑑証明書が発行できなくなります。車を売却する方は、事前に印鑑証明書を発行しておきます。なお、渡米後日本領事館で拇印証明を入手することにより、印鑑証明の代用とすることは可能です。

②年金/住民税
私費の方は、国民年金への切り替え手続きを行う必要があります。米国滞在期間の一括支払いを渡航前に支払う必要があります。ただし、海外滞在中は保険料の支払いを停止する事が可能です。また、代理人に支払ってもらう方法もあります。支払い停止可能期間など、窓口で詳細を教えてくれますので早めに相談に出向いた方が良いでしょう。また、6月上旪に前年度の所得に忚じて住民税が決定されます。前勤務先の給与から差し引かれていた部分は課税の一部となりますが、残りの金額に対しては自分で手続きする必要があります。

③その他
ガス、水道、電気、電話の手続き、郵便局への転送届け、銀行口座の住所変更等の手続きがあります。
ヤマト運輸のメール便を利用されている方は、それについても転送手続きをしておくと良いと思います。

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11. パソコン


CMUのコンピューターショップで販売するTepper推奨パソコンに関するお知らせがきます。学生の1/3が推奨パソコンを使用していますが、特にそのマシンでないと不便ということはありません。またアメリカで購入するPCはキー配列が日本語配列ではないので、こだわる方は事前に日本でLaptopを購入して持ち込まれると良いでしょう。最近のタブレットPCは教授が配布する資料に加筆する際にかなり便利です。
2014年クラスでは、Tepperモデルと同価格でより高機能なLenovo Yoag2 ProかSurfice Pro3を購入している学生が多かったです。いずれもタブレットPCにもなり、ノートを手書き入力できる点が特徴です。

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12. 食料


アメリカで手に入らないものでかさばらないものはできるだけ日本で購入します。ピッツバーグには東京商店Lotus Foodという日本食料品店がありますので、一般的なものはそれなりに手に入ります。各自こだわりのあるものなどがあれば、購入しておいたほうが良いです。

・レトルト食品/缶詰
レトルト食品/缶詰はかさばらないので、箱から出してスーツケースに入れて持ち込むと良いでしょう。

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13. Sponsor Billing Authorization


授業料などを大学から学生ではなく、大学からスポンサーへ請求してもらうためにはsponsored billing processを進める必要があります。Sponsor billing authorizationをスポンサー(社費の方であれば会社)から大学のStudent Account Officeへ提出してもらうことになります。

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14. 番外編


・pgh-jメーリングリスト登録
ピッツバーグにはCMUの日本人学生のボランティアにより、pgh-jメーリングリスト がサービスされています。
これに登録すると、アパートメントの継続引渡しやムービングセールなどの情報が送られてきます。日本にいるうちに登録して情報収集しておくと良いと思います。
その他にUPMCの医師による講座やニューヨーク領事館のピッツ一日領事館の案内なども送られてきます。

・洗濯ネット/洗濯物干し
洗濯ネットはアメリカでは購入できません。住居のところでも記載しましたが、ラウンドリーは共用施設となる可能性が高いので、気になる方は洗濯ネットを日本で購入しておきましょう。また室内で洗濯物を干す(クリップがたくさん付いているもの)器具は必須です。アメリカでは購入できませんので、日本にて購入して船便or航空便にて送りましょう。

・引越し時のごみ
引越し作業の最後の最後まで不燃・可燃ごみがでます。マンションに居住の方は問題ないかと思いますが、戸建などにお住まいの方はその処理に関して事前に検討しておく必要があります。(近所の方に廃棄を依頼しておく or 引越し業者に持っていってもらうなど)

・変圧器(炊飯器)
日本から炊飯ジャーやゲーム機などを持っていくかたは変圧器を購入して引越し作業の際に船便に入れておきましょう。特に炊飯器はアメリカでは機能の良いものを見つけることは不可能ですし、日本から持ち込んだジャーを使う場合は大容量のトランスが必要となります。秋葉原にある春日無線 の1000ワットのトランスがリーズナブルかと思います。通販もありますが、現地購入だとさらに割安でした。非常に重いので、必ず船便に積んで配送できるようにしておきましょう。

・虫歯の治療
保険の項にも記載しましたが、アメリカの歯科は割高です。時間の許す範囲で日本の歯科に通い、出来る限り虫歯を治療しておきましょう。

・ロケフリTV
ロケーションフリーTVシステムを使って、日本のTV番組をピッツバーグにいながらに視聴している在校生もいます。日本側のチューナー/サーバのホスティングサービスをやっている企業もあるので、事前にネットで契約内容について確認しておくと良いかと思います。自分でシステムを組む方は日本側にサーバとチューナーを設置する必要があります。

・DVDプレイヤー
Walmartでソニー製やPhilips製のマルチリージョンDVDプレイヤーを購入すると、日本のDVDも問題なく視聴できています。ただし、日本で地デジ放送を録画しDVDにコピーしたものを視聴したい場合はCPRMにご注意ください。

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