もっともっと頑張りたい、もっともっと活躍したい 、もっともっと勉強したい。そう強く思えること、それがTepperがくれた一番の宝物だ。



いよいよTepperを卒業する日が近づいてきた。2年前に入学した日を、ほんの昨日のことのように思い出す。勉強漬けの毎日に強制的に引き戻され、英語での授業やディスカッションに苦労し、悩みながらも自分の活躍できるフィールドを次第に広げていった毎日。この2年間、普通に仕事を続けていたら考えもしなかったことを沢山考えた。自分の人生、自分の将来を本当に悩んだ。今、卒業を直前に迎え、本当に晴れ晴れとした気持ちでいる。やり残したことはないかと聞かれると、きっとあるのかもしれない。でも、自分自身としては早く仕事に戻りたいと思う。そして日々の仕事を通じて成長を実感したいと思う。

MBAというのは、もしかしたら人生で一度きりの、自分への巨額の投資だ。MBAで学ぶ内容についての本が書店を埋め尽くし、日本のビジネススクールが一般化してきた今日、果たして海外MBAにそれほどの投資に見合うリターンがあるのか、誰もが疑問に思うところだろう。でも、僕は自分自身を振り返ってみて、きっと海外MBAに留学しなければ、これほどの成長は出来なかったのではないかと思う。

その理由は、一つ目は初めての海外生活、慣れない習慣や言語でのハンディを乗り越えることができたこと。自分の不得意な科目であっても、自分の存在意義を示さなければチームすら組めないという環境で、何とかやっていこう四苦八苦することは海外MBAでないと体験できないことだろう。二つ目は、質の高い教授陣やクラスメートから多くを学べたこと。トップクラスの海外ビジネススクールでなければ、世界各地から集まった優秀な教授やクラスメートとともに働き、ともに学ぶことは体験できなかっただろう。特に日本人と比べて圧倒的にレベルの高いプレゼンの技術は、日本ではどんなにお金を積んでも学べなかった内容ではないかと思う。三つ目は、二年間という期間、日本での日常から遠く離れたところに身を置けたこと。惰性で日々過ごしていてはきっと考えもしなかったであろうことで多く悩んだ。自分は本当に何をしたいのか、自分は何が出来るのか。まだ完全にクリアではないが、前よりも自分自身に、自分の人生に確信が持てたと思う。

Tepperを卒業し、MBAの学位を得ることはゴールではない。今から続く人生の、ほんの始まりでしかない。留学しなかったら、きっと到達できなかったであろう高いスタートラインに立ち、今までよりも自由に、思い切り自分の人生を切り開くことが出来る。もっともっと頑張りたい、もっともっと活躍したい、もっともっと勉強したい。そう強く思えること、それがTepperがくれた一番の宝物だ。

(Akio ,Class of 2007,MBA)